新人に教えるのなら、シンプルに教えるに限る。
教えるのは次の3つでいい。
(1)声を大きく
(2)スライドを見ない
(3)テンポを変える
これが、プレゼンのコツだ。
テンポを変えるというのは、自分がいちばん言いたいことはこれだ、という
ことが分かるようになることに繋がる。
自分が今から話す内容が頭の中で、はっきりと整理できていれば、強調したい
ところ、軽く流すほうがいいところが分かり、話し方にメリハリがつく。
それに応じて、話すテンポも変わってくることになる、というわけだ。
もともと、複雑なやり方は「コツ」とは言わない。
この種の誰にもできる単純なものを称して「コツ」と呼ぶのである。
ここで、もう一歩踏み込んで考えてみよう。
今、プレゼンの上達に細かなテクニックは必要ないと書いたばかりだが、
実はこれは半分は間違っている、というよりも、半分は正確ではない。
というのは、すでに合格ライン以上のプレゼン能力のある人がさらにレベル
を目指そうとする場合には、個々のテクニックを身につけていくことが一転
して有効な手段となるからである。
前に書いたが、半人前レベルはなるべく早くクリアしないと、新入社員は
仕事の面白さえも知らないうちに脱落してしまいかねない。
だから、新人レベルの人には、まずはコツを教えて、70点レベルに持ち上げ
てあげるのが先決だ。
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